鼻の病気である蓄膿症が口臭の原因に?

蓄膿症が口臭の原因に?
口臭の原因といえば歯周病舌苔(ぜったい)を中心に色々と考えられますが、鼻の病気である蓄膿症(副鼻腔炎)が口臭の原因になるって知っていましたか?

蓄膿症自体鼻水や鼻の中の臭いが気になる病気の代表格ではありますが、口臭にも影響を与えてくるというのです。そんな蓄膿症の原因から「なぜ口が臭くなってしまうのか?」についてまで詳しく取り上げてみたいと思います。

そもそも蓄膿症ってなに?

蓄膿症は慢性的な副鼻腔炎のことで「蓄膿症」という呼び名は俗称となります。

鼻の周りには「副鼻腔」という粘膜に覆われた空洞がいくつも存在しているのですが、本来空洞であるはずの副鼻腔に膿が溜まることを蓄膿症と呼ぶのです。

副鼻腔に膿が溜まってしまう原因こそが「副鼻腔炎」という副鼻腔の炎症で、これは風邪や花粉症などのアレルギー性鼻炎によって引き起こされるものの、通常これらは「急性副鼻腔炎」と呼ばれ一時的なものになります。

しかしそれが長期化しウイルスや細菌によって副鼻腔に炎症が起き、それが進むと白血球が細菌を死滅させようと活発に働くことになり、白血球や細菌の死骸や細菌自体が含まれる「膿」が生まれます。

溜まってしまった膿は副鼻腔内でさらに炎症を助長させ、粘膜が厚くなってしまうことから膿のスムーズな排出も難しくなり、溜まった膿がさらなる炎症を起こし、それが膿を…という悪循環に陥ります。一度蓄膿症になってしまうとなかなか治らないのはこういった原因があるのです。

なぜ蓄膿症が口臭の原因になるのか

ここで本題ですが、なぜ鼻の病気である蓄膿症が口臭の原因になるのでしょうか?

たまにテレビなどで芸人さんが鼻から紐を通して口から出したりすることがありますが、あんなことが出来てしまうくらい口と鼻は繋がっており、蓄膿症による膿の臭いは鼻水だけにとどまらず口臭としても現れてきます。

膿によって強烈な口臭が発生する歯槽膿漏を鑑みても膿がもたらす腐敗臭は強烈です。

また蓄膿症(副鼻腔炎)になっている場合慢性的な鼻づまりであることが多く、鼻呼吸がしづらいこの状況は口呼吸を助長させます。

口呼吸になると口腔内は乾燥気味になり、菌の繁殖を抑えたり口臭の原因となる舌苔を洗い流す効果のある唾液の量が常に不足しがちになりますので、そういった面でも口が臭くなってしまう原因となってしまうのです。

唾液は口臭の原因となる虫歯や歯周病の発生を抑える効果もあるため、蓄膿症による口呼吸の増加は直接的・間接的に口臭を悪化させる原因に。

蓄膿症の自己診断

「もしかしたらこの口臭の原因は蓄膿症かも…」と不安に感じる方もいらっしゃると思いますが、蓄膿症を疑うべき症状というのはどういったものなのでしょうか?

  • ■慢性的な鼻詰まりがある
  • ■鼻を通り抜けるような嫌な臭いがある
  • ■鼻水が透明ではなく黄色や黄緑っぽい色をしている
  • ■鼻をかんだ後妙に臭い
  • ■食べ物の味やにおいが分かりづらい
  • ■頭がぼーっとしている
  • ■鼻周辺から頭にかけて重苦しい

蓄膿症の場合副鼻腔が炎症を起こし腫れている状態が続くため鼻のとおりが悪く慢性的な鼻づまりになることが多くなります。また膿が溜まっていてそれが鼻水と一緒に排出されますから黄色っぽいことが多く、鼻をかんだあとは鼻の中に臭いが広がり不快に感じるはずです。

鼻から頭にかけて重苦しさやぼーっとした感じを受けるのも特徴で、「なんか頭がスッキリしないな…」と感じている場合は蓄膿症によるものである可能性があります。

鼻の中から臭いを感じるのも蓄膿症の典型的な症状ですが、蓄膿症ではない透明な鼻水でも鼻をかんだ直後は多少の臭いを感じることがありますので、必ずしも「鼻の中の臭い=蓄膿症」ではないことを覚えておいて下さい。

蓄膿症やそれに伴う口臭が疑われる場合の対処法

まず自分でできる対処法として「鼻をすする」行為は控えるようにして下さい。

鼻水が出てくると鼻をすすりあげる人をよく目にしますが、その行為は周囲の人にも不快な印象を与えがちですし、何より蓄膿症を悪化させたり耳の病気になってしまう可能性がありますので、ティッシュを持ち歩くようにし鼻水が出てきたら鼻をかむくせを付けるようにしましょう。

蓄膿症は食生活の改善やストレスの低減など生活習慣の改善などである程度の改善は見込めるものの、自力で副鼻腔に溜まった膿を排出するのは難しいため、口臭の改善も兼ねて一度は耳鼻咽喉科にかかるべきでしょう。

蓄膿症は無意識の生活習慣が原因になっていることも多いため医師から「蓄膿症にならないための注意点」なども聞いておくと今後に役立つはずです。

また近年はなた豆の排膿効果による蓄膿症や歯周病(歯槽膿漏)の改善も報告されていますので、膿による口臭のトータルケアとしてなた豆を取り入れるのは非常に効果的と言えるでしょう。

蓄膿症は鼻や口の臭いのみならず脳へも悪影響があると言われていますので、蓄膿症の疑いがある方、口臭が気になっている方はなるべく早く治療に取り組むようにして下さい。

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